制度
確定拠出年金制度についての質問をまとめています。
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会社が企業型DCを導入した場合、現在、iDeCoに加入している人は、企業型DCに移換しないといけないのですか?
会社拠出がある場合と選択制のみとでは違います。会社拠出がある場合は、iDeCoの加入資格を喪失する必要があります。iDeCoと企業型DCの同時加入はできないからです。但し、企業型DCの加入者であっても、iDeCoの運用指図者になることは可能です。一方、選択制の場合は、企業型DCへの加入を選択しない場合は、iDeCoの加入を継続することができます。
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前の会社で企業型DCに加入していた人がいるのですが、新しく導入した企業型DCに移換できますか?
移換できます。但し、前の会社を退職した後、6カ月を経過した場合は、国民年金基金に年金資産が自動移換されていますので、国民年金基金から移換することになります。
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iDeCoに加入し続けるのと企業型DCに移換するのとでは、どちらが有利ですか?
企業型DCは、企業が手数料を負担するので、手数料の面では有利と言えます。但し、運用商品ラインナップを比較して検討することも重要です。
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選択制DCの場合、iDeCoに加入し続けることはできますか?
選択制DCの場合、企業型DCの加入者になることを選択しなければ、iDeCoの加入を継続することができます。
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iDeCoプラスを利用しているのですが、選択制DCに変更できますか?
できます。
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企業型DCの加入者が、脱退したいと言っているのですが、脱退できますか?
脱退できません。脱退できる例外として、当該企業を止めた時に、資産が15,000円未満であれば脱退できます。
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拠出を中断することはできますか?
DC掛金を選択した場合、掛金額を変更することはできますが、ゼロ円にすること(掛金の中断や中途脱退)は原則できません。DC掛金を中断してゼロ円にできるのは、休職期間(会社都合以外)と育児・介護休業期間のうち無給となる期間に限られるとともに、DC年金規約等に明記されていることが前提となります。
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iDeCoの掛金は、変更可能ですか?
年に1回(1月から12月の拠出の間)のみ変更できます。
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選択制DCの掛金は変更できますか?
規約上は毎月でも変更可能です。但し、会社の事務負担軽減のため、会社のルールとして年に1回か2回の変更できるタイミングを決めている企業が多いようです。
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選択制で掛金を拠出すると、源泉徴収票上の年収が下がりますか?(住宅ローン等で不利になりますか?)
掛金は給与とみなされない為、掛金を拠出するとその分給与が減少します。源泉徴収票上の年収も拠出した掛金の分だけ減少しますので、年収を下げたくない年は掛金の拠出額を最小にするなどの工夫ができることが望ましいです。